Laff 峠一平さんインタビュー ~強実力Card 活用事例~ 【第6回/全6回】

強実力Cardには、強み診断「私の強み~五源の導~」で扱う32の漢字と、その説明が書かれています。
このカードを普段から、従業員同士のやり取りや、お客さまとのコミュニケーションに活用されている、
「Laff(ラフ)ヘアデザイン」の峠一平さんにインタビューさせて頂きました。

強実力Cardの活用例や強みを通じたコミュニケーションなど、
強みを活かすヒントがたくさん詰まったロングインタビュー(全6回)です。

最終回の第6回は、海外のお客さまもご利用になる秘密を強みを通じてお話を伺いました。

Laff ヘアデザイン (http://www.laff-hair.com/
 〒730-0051 広島市中区大手町1丁目5−18
 Director. 峠 一平 さん
34.394377,132.454784

オシャレで落ち着いたセンスの良い雰囲気と、スタッフの方々の笑顔が素敵なお店。
口コミで、海外のお客さまも多く利用される。




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図3
    この場所(平和記念公園のすぐ近く)にあるというのもそうなのでしょうけれど、海外の方もご利用になっていると聴きまして。
ああ、そうなんですよ。コミュニケーションの障壁、例えば気持ちが伝わらないとか、向こうの言っていることがわからない、その一番核となるものが「言語」のわからない人。本当にわからないから、すごく不安になったり。特にこの仕事はパーソナルエリアを相当侵害してサービスする、触るし。そうなった時に、言葉が通じないってすごく怖い。何を思っているんだろう、どうされるんだろうとか。英語がある程度わかる、伝わるっていうだけで、すごく安心して来ていただけるんですよね。逆に日本に関して言えば、他民族を排斥する国家というか、昔ながら。
    鎖国ですね。
すごく良いことではあるんですけどね、単一民族でずっとやってきて。すごく結束も強く、調和も取れる。その国柄ゆえに、お仕事でこっちに来られている外人さんだったり、旅行で来られている方も、日本人の方と結婚して暮らされている方もいらっしゃるんですけど、やっぱり「日本人にならないといけない」っていうか、じゃないと自分を認めてもらえないというか、個を無視された気がするというか。でも海外って、いろんな人種が昔からミックスしてるから、周りの誰もそういう目で見ない。日本人もそんな目で見てないよとは言うし、思ってるかもしれないけど、でも急に道端で声かけられたら、意外とみんな「!」ってなったり。「なんでそんな避けるの?」って「俺だっておんなじ人間だよ」ってみんな思っているんですよ、外人さんも。なんですけど、どこか憧れとかはあったりするから、逆にそうなったりもするんですけど。ちょっとなんかドキドキしたり、どうしようっていうような雰囲気を持っているのを、たぶん無意識レベルで感じているんですよ、海外のお客さんは。

それを僕は、美容院でそういうお店がないっていうのもなんかおかしいなとか。僕はロンドンに行って英語を勉強して、自分も語学のレベルを落としたくないっていうのもあって、そこをただ繋げてさせてもらってるんですけど。そうすると紹介で、「いいよ、言葉も通じるし」って。そういうところで慣れてる、外人さんに慣れてるっていうだけで、安心できる。僕がロンドンに行った時に思ったのは、なんか若干差別されている感じがあるんかな、って思う時もあるんですよ。イギリス人ばっかりのところを行くと、保守的になるっていうか。ロンドンとかはいろんな人種がいるんですけど、イギリスでも郊外に行くと、イギリス人だけ。そこで日本というと、なんか「アジア人か」みたいな感じがあったりするんですけど。それと一緒で、海外からこっち来た時に、全員が日本人。世界で言う移民率、他の国が10数%という中で、日本は1%なんですよね。比率から見ると、やっぱりドキドキ感は半端じゃないっていうか。僕らが行く以上に、日本に来るっていうことはすごくドキドキすることだと思うんですよね。そこでそういったサービスがあるお店っていうと、すごく安心して利用してくださるし、1割の方が外人さんなんですよ。そういうのは僕も大事にしたいというか、困っている方を助けたいじゃないけど、悩んでたり不安を解消できる。

ただオシャレなんだよとか、ただファッションを追い求めるようなヘアサロンじゃなくて、来て居心地がいいというか。なんか安心できて、なおかつ技術、デザインもついてくるっていうのが大事なのかなって。
    内面がまずあって、ということなんですね。
そうじゃないと、リピートしてもらえない気もして。
    そうでしょうね。内面が満たされる感じがあるからこそ、また行きたいって思うんでしょうね。
そうなんですよ。またあそこへ行ったら、自分を見てもらえるなとか、なんかそういったところ。結構日本独特の文化だと思うんですけど、みんなをなるべく平均的に、同じように、「出る杭打たれる」じゃないですけど。教育もそういう教育できているから、ちょっと違った感性だったり、ちょっと違う強みがある子でも、「いやいや、それ出過ぎだよ」って抑えたりとか。でも、できる所を見てあげたらいいのに、例えば国語の成績がちょっと悪かったら、「じゃあ国語を頑張ろう」と。英語をすごい得意なら、「それをもっと伸ばしなよ」っていうより、「英語はできてるから、できない数学をちょっと頑張ろう」とか。一番良いのは、こっち(得意)も伸ばしてこっち(苦手)もなるべく出来たらいいんでしょうけど。それをほっといて、こっち(苦手)に目がいっちゃうと、「頑張りなさい」ってやらせちゃうっていうか。「そこそこできたらいいよ」くらいで、「こっちやりんさい、英語のほうが得意なんじゃけ、こっちしんさい」ってくらいが、「だけどこっち(苦手)も一応大事なんだよ」っていうのは伝えないといけないことじゃないですかね。
    「放っといていい」ではないですもんね。
ではなくて、興味は持つけど、こっちが好きだったらもっと磨いてもいいんじゃないとか。
    せっかく伸びているものを、まあそれくらい出来てるならいいから、ってしちゃうのはすごくもったいないですよね。

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    お話を伺っていて、結構心理学的な用語を使われている部分があって、「パーソナルエリア」とかも心理学で出てくるので。いろんな方面から勉強されてるんだろうなと。
ああそうでしたか、無意識ですね。でも、好きかもしれないですね。「マズローの五段階説」っていうのとかも、お客さまから聞いて、「何なんですか、それ?」って、話を聞いていると、自分でも調べたいなって。調べるって言ってもネットだけですけど。そういうのを調べたりすると、「ああ、なるほど」と。それが全部正しいとは限らないと思うし、逆説的な意見もきっとあるのかなと思うんですけど、そういうのを聞いたり調べたりすると、それってこの業界、美容師にもすごく活かせる部分があって。

ライフスタイルもお客さまそれぞれに違うし、すごく価値観として重きをおいている部分が、お客さまお客さまで違うので、それに対してどういうアプローチやデザインを通して提案するか、っていうのもすごく大事なんかなって思いますね。
そういうところを目指している中で、カードを使ってもらっているのが、とってもありがたいです。
いろんな活かし方ができるといいですけど。
    朝引く、そこに意識するっていうのは大きいんでしょうね。色々お話を伺って、夢中で聴いていました。ありがとうございました。

(インタビュアー 株式会社C’s PORT 崎山)




朝の大事な時間に、快くインタビューに応じて下さった峠さん、
強実力Cardを利用されている様子が見えてくるような具体的なお話を、
いろいろな側面から聞かせていただき、本当にありがとうございました。

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