Laff 峠一平さんインタビュー ~強実力Card 活用事例~ 【第5回/全6回】

強実力Cardには、強み診断「私の強み~五源の導~」で扱う32の漢字と、その説明が書かれています。
このカードを普段から、従業員同士のやり取りや、お客さまとのコミュニケーションに活用されている、
「Laff(ラフ)ヘアデザイン」の峠一平さんにインタビューさせて頂きました。

強実力Cardの活用例や強みを通じたコミュニケーションなど、
強みを活かすヒントがたくさん詰まったロングインタビュー(全6回)です。

第5回は、強みとともに「本質を考える」視点についてお話を伺いました。

Laff ヘアデザイン (http://www.laff-hair.com/
 〒730-0051 広島市中区大手町1丁目5−18
 Director. 峠 一平 さん
34.394377,132.454784

オシャレで落ち着いたセンスの良い雰囲気と、スタッフの方々の笑顔が素敵なお店。
口コミで、海外のお客さまも多く利用される。




メニューバー8
図2 森田さんと、前も接客中に「美容室とC’s PORTさんのコラボってできないですかね」とか、色々話していたりして。お客さまに引いてもらうとか、引いてもらったワードからヘアデザインを起こしてみるとか、っていうのからでも。僕らの職業も、どちらかっていうとただ髪を切りに来られるというよりも、話を聞いてもらいたいとか、それこそちょっとカウンセラーというか、カウンセリング要素が。もちろん、ヘアスタイルもカウンセリングするんですけど、例えばその方が今結婚間近にしてるとか、出産前だとか、子供さんのイベント事の前とかもあるだろうし、そういうポジティブな要素もあれば、身内が亡くなったとか、お葬式の前だとか。何か気分を変えるとか、昔で言うと失恋したら髪を切るとか。そこに常にメンタルというか、ハートが入っていて。

僕らは髪型っていう表面的に見える部分でのお手伝いなんですけど、本質的にはその眼に見えない部分をいかにクリーンにしてあげるか、いかに楽にしてあげるかとか。そういったものを提案できるヘアサロンでありたいなっていうのがあって。「Laff」っていうお店の名前も、英語で「laugh」って「笑う」っていう意味なんですけど、笑顔を作れたり、笑顔だと周りも幸せになるし、本人も内面から出るものだと思うんですよね、笑顔って。作り笑顔って分かっちゃうし、自分の心の中から出ると周りも幸せになるし。カウンセリングっていう点で、すごく森田さん、C’s PORTさんの話に興味がある、勉強になるっていう。すごく大事な部分で。
    髪型とかメイクとかも含めてでしょうけど、その方の持っているニーズとか気持ちをいかに表現するかっていう部分では、行動に出すのか、スタイルとして出すのか、いろんな方法がある中での一つだと思うので、カウンセリング・マインド、聞く気持ちとか受けとめる気持ちっていうのができる方ほど、お客さまとの距離とか信頼感を築ける職業ではないかなっていう風に思います。自分も髪を切りに行く時に、無理矢理引き出そうとするんじゃなくて、自然に聞いて下さる方がいると、すごく安心するので。
本質的なものは何なのか、それこそ「極」だと思うんですけど。お客さまが、急に長かったのを「切りたい」と言ったのは、「何かあるのかな」とかって。「なんでなんで、なんで切るの?」みたいな感じで軽く聞くんじゃなくって、「どうされたんです?今までずっと長かったのに」とかって言うと、「こうこうでね」って。やっぱり何かあって切りたかったり、周りの友達がするからとか、流行っているからっていうのもあるし、ただ気分を変えたいっていうのもあるし、「実はこうで」って言ってくださる方もいたりとか。そこをちゃんと汲み取った上でデザインしていくと、ただ切るんじゃなくって、「ああ、そういうことだったら、今日は一気にそんなにバッサリ切らなくても、これくらいにしといたらどうですか?」とか、本当にシリアスに切らないといけないってシチュエーションの話だったりすると、「それだったらもう少し日持ちするように、なおかつオシャレにここは切り込んでおきましょう」とか。そういうパーソナルデザイン、パーソナル提案っていうのが、カウンセリングがすごく大事っていうのがこの業界でも、引き出してあげるというか。
    共通点を聞かせていただいたので、すごく嬉しいですね。本当にお客さまの方から出てくるためには、「本当にこの人に話していいのかな」みたいなところもあると思うので、基本カウンセラーはその方の悩みを扱う時は自分を出し過ぎるなとは言われるんですが、信頼関係を築く場面では、自分の意見だったり、自分はどういう人間で、っていうのは出したほうが安心されることは多いようにも感じていて。朝、自分の目標であったり、自分の大事にしていることに触れて、接客されているってところが、きっと伝わっていく部分ってあるんじゃないかなって思います。
僕も今日の目標を聞きたいっていうのも、やっぱり自己開示というか、自分は「Laff」っていうお店をこうしていきたいんだよっていうのを、ある程度伝えておかないと。プライベートまで入りすぎてもいけないと思うし、かといって無関心すぎてこの職場だけの繋がりだけの関係で済ませちゃうっていうのもすごく希薄な気がして。そうなった時に、何がどうであれ、今日一日はそのやりたいことに協力してあげよう、お互いに助けあおうという点で、ちっちゃなことを毎日の目標なんですって言うことによって、プライベートでもシリアスなことがあっても、言いやすいようなところであって欲しいし。

スタッフの一人、女の子は県外から来ていて、家族もこっちにいないといったときに、あんまり話せる人って少ないのかなって。職場でも話せないっていうような関係になりすぎちゃうと、それがお客さまにもやっぱり、自分が満たされていない状態で接客したりとか、どうしてもお客さまからギブしてもらいたいっていうような。
    うん、出てしまうでしょうね。
どちらかっていうと、僕らがあげて、あげる側に回る方が良いサービスができるのかなって思うので、お客さまにっていうんじゃなくて、僕ら(スタッフ)に出てくれたほうがすごくいいのかなとか思うんですよね。自己開示できやすいような空間にするには、自分がどうしたいとか、自分のシチュエーションというか。お客さまでもそうなんですけど、初めて来られた方に、いきなり「兄弟いらっしゃるんですか?」とかって聞くよりは、話の流れで「僕も兄弟がいて」とか、「僕真ん中なんですけど、一番上に姉と下に妹がいて、間に挟まれて、女性の間に挟まれて育ったせいか、こういう女性相手の仕事に対しても、抵抗なくできるんですよ。」っていうような話をした時に、お客さまも、「ああ、そうなんですね。私も実はお兄ちゃんがいて」とか、「私は一人っ子なんで」とかって話が聞けたりするのかなって。やっぱり自己紹介とか、プロフィールとか、どこどこの誰ってちゃんと伝えないといけない。

お店も実はこういうお店でって初めて来られた方に伝えないと、なぜうちを選んで来てくださったのかとか。何万件もある美容院の中から、なぜ来ていただいたのかとか。広告とかも打ってないんですよ全く、紹介だけで、ホームページとかはやってますけど。そういった点でなぜ来ていただいたのか、誰の紹介で来てくれたのかとか、そういうのを聞くと。
    色々話していくうちに、自然と出てくる。
コミュニケーションは大事だなって思いますね。

(インタビュアー 株式会社C’s PORT 崎山)




商品やサービスだけに目を奪われるのではなく、内面を満たすということ。
当然のことのようで、つい忘れがちになる点を、常に大切にされている姿勢が伝わってきます。

最終回の第6回では、海外のお客さまもご利用になる秘密を強みを通じてお聞きしています。

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