慣用句や敬語の誤った使い方が気になる という
ある方の発言から
言葉について考える機会がありました
擬音や名詞に「る・する」をつけて動詞化する言葉・・・
例えば・・・「事故る(事故に遭う)」
「パニクる(慌ててパニックになる)」
「チンする(電子レンジで加熱する)」
これを初めて聞いた時は違和感を覚えましたが
今ではすっかり定着しています
そして「やばい」という言葉・・・
このもとになったのは「弥危ない」です
「弥」は「非常に 最も」の意味を持つ接頭語
いつしか「やばい」と短縮され
やがて否定的な意味だけでなく
肯定的な意味を持つようになりました
美味しいものを口にして
笑顔になる女性には
「やばっ!」ではなく
「うまい!」でもなく
「おいしい」がいちばん似合うのでは と感じるのは
私の頭がカタイからでしょうか
そして あるお店で
品選びに迷っているところ
お店の素敵な女性が
「いかがですか?ほかにこんなヤツもありますよ」と・・・
「ヤツ」・・・これもなじめない言葉のひとつですが
「言葉は生きもの」と言われます
時代によって意味がかわったり 新語が生れ
人々に認知されながら
今後も進化していくのでしょう
使う 使わない は別として
意味を理解できるようになりたいと
思っています
平成三十一年二月十二日
葉の深いみどりも美しい「侘び助」です