6月1日 夜8時
全国一斉に花火が打ち上げられたというニュースが
大きな話題になっています
これは 「cheer up! 花火プロジェクト」によるサプライズイベントでした
プロジェクトは 江戸時代に『疫病退散』を願って隅田川に花火を
打ち上げる祭事にちなんだそうです
「人々の不安な心が希望へ向けられるように・・・」
「花火を見る時 人は上を向く・・・」
「少しでも 安らいでほしい・・・」
そんな想いに賛同した全国163社の花火師は オンライン会議で
検討を続け
近隣への迷惑や『蜜』を避けるため
「予告なし」「5分間」というきびしさをもって ついに実現させたのです
『青の柳』という大輪のなんと美しいこと!
『青』は医療従事者の方々への感謝をこめた色です
『青』は作るのがいちばん難しい色だとか
職人が努力を重ねて完成させた渾身の『青』は
見事に夜空に咲いたのでした
美しくも はかない5分間
花火師が見せてくれた 一夜の夢
この夜の花火は多くの人々の心を照らしたことでしょう
さて 報道によると 阪神球団が全国の高校野球部
3年生 5万人に甲子園の土を入れたキーホルダーを
贈るそうですね
「春のセンバツ」「夏の甲子園」を目標に日々鍛錬した
球児にとって コロナによる開催中止は どれほど
大きな落胆であるか量りしれませんが このキーホルダーが
新たな希望へ導くことと信じています
また サンフレッチェで活躍した森崎氏は
「広島の人に元気になってもらいたい」という気持ちを
お好み焼きに託して手紙を添えてプレゼントしているそうです
コロナ禍にあって こうした個人 企業の「心」は様々な形となって
人々を勇気づけています
その尊い心に 清々しさを覚え 胸を熱くしています
令和2年6月9日
梅雨入り間近の予報に
紫陽花はわくわくしていることでしょう