25年前のことです
両親の結婚50年、私たち25年の節目に「金銀旅行」と称して4人は
車で九州を巡りました
父、母は各地で恩師や旧友に再会し、
それは楽しそうで何度も「ありがとう」と言い 心に残る旅行となりました
あれから25年 私たちも金婚式を迎えた5月24日は、
朝いちばんに仏壇で手を合わせ「あなた方の元を離れて今日で50年になります。
見守ってくださるお陰で幸福に暮らしています」と報告しました
コロナ禍の今、皆で集まって食事ということは断念し、
いつの日か改めて、と想いながら、静かな一日になるはずでした
夫に感謝を述べ「こちらこそ」と話しているところへ宅急便が届きました。
なんと、それは長女からの祝いの品で、
リボンをほどくと包まれていたのはデジカメではありませんか
必需品であるカメラが古くなって使いづらいことを察してくれたのか、嬉しくて跳ねました。
さて、サプライズは続きました
お昼頃、次女一家が我が家を訪ねてくれたのです
その前に、婿が前夜の釣果を届ける という連絡がありそのつもりで待って
いたところ4人そろって来てくれ 驚き
会うのは久しぶりで、ハグして喜びました
花束、プレゼントを受け取り胸を熱くしているところへ、さらにA4サイズほどの品!
リボンをといて開くと、スケッチブックでした
「祝 金婚式」と書かれたページで始まるそれには
長女一家、次女一家、妹一家のひとりひとりが
1ページずつにメッセージを書きデザインも工夫し個性が溢れていました
頁をめくるとすぐに目が潤んでしまい、あとでゆっくり見ることにして、
すでに待機していた2家族とグループ通話が続きました。
また、パソコンに動画が送られてきてそこには数々の写真とスケッチブックが
リレーされる様子などバックに流れる音楽に乗って編集されていました
別の動画は甥っ子家族からで、お嫁ちゃんによるバイオリン演奏もあり、
皆が揃っていることに深い喜びを覚えたのです。
一旦解散してのち、メイキング動画も届きまた感動しました
夕食時に再び4家族がつながって乾杯しました
「サプライズ実行委員会」での、楽しみながら感動しながら涙しながらの作業は
とても良い時間でした、まあみんな仕事が早い。・・・と次女。
コロナのせいで何もしてあげられない、じゃなくコロナだからこんなことが
できたね、と話したよ・・と妹
本当に良い時間でした。
コロナは憎いですけどコミュニケーションの方法を知ることができましたね。
またリモートしましょう!・・・と婿
よろこんでもらえてよかった
皆さまありがとう
またみんなであつまろう・・・と長女
皆が思いやりを尽くしてくれたことがこのような形になったことを想い、
心から感謝しました。
一日を振り返りつつ、次女の祝いのお重に箸をつけました
まずは南天が飾られたお赤飯から
令和2年5月26日