ひと筆申し上げます(令和2年3月17日)

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自宅近くの小学校から さっぱり声が聞かれなくなり
静かな日々が続いていますが お隣の小学生の男児は
ヘルメットをかぶり自転車を乗り回し 私に気づくと
「こんにちはー!」と声をかけて 元気と明るさを振りまいてくれ
見ていて嬉しくなります

ある4人家族は両親が共働きで 普段はこどもだけで
過ごしていますが 先日ウイークデーにお父さんが休みをとって
こども達と3人で山登りを楽しんだそうです
お父さんは朝からお弁当を作りました
仕事に行くお母さんの分も、4個!
彩りもボリュームも愛情もたっぷり詰められたお弁当を持って
登りました
山頂で味わうそれは格別なおいしさだったことでしょう
晴天に恵まれ 澄み渡る空と海はひとつとなり
眺めているうちに 閉じこもっていた心も体も解き放たれたのだろうと
その情景をが浮かび 私も和みました


さて ある中学校で卒業式が挙行されました
教職と卒業生 その保護者2名までと限定された出席者のもと
例年より内容 時間を大幅に短縮して行われたのです
中学校では 中止や延期ではなく、何とか卒業生を送りたい
との想いで検討され、苦労されたことでしょう

その心が尽くされていた一例は
会場である体育館の壁面にクラスごと1枚のウォールポケットが
掛けられていました
それにはひとりずつの名が書かれたポケットがあり
生徒の手紙が入れられていたのです
会場に着いた保護者が見つけて取り出し、席に着くという流れです

封筒に入った手紙をを手にしたお父さんお母さんの多くは
涙しておられたようです
想像すると胸が熱くなりました

更に感動したのは ある父親母親から我が子への手紙でした

お父さんは娘にあてて・・・
勉強も部活も励んだことに「よくがんばったね」と・・・
これから迎える新たな環境において「大事なこと」をあげ・・・
そして 「壁にぶつかったら」として・・・「いつでも応援しているよ」と
結ばれていました

慈しみ深く、しっかりと受け止める包容力は娘にとっていちばんの
「安心」でしょう

娘を愛し続ける気持ちをまっすぐに表現されたメッセージは心に
沁みこんだことと思います

また母親からの手紙には「あなたのここが『大好き』」をたくさん
書いてありました 
そのどれもが愛があふれることばでした
そばにいて しっかりと見て 護って ゆるぎない愛情があればこその
ことばであると 感動しました

この2通の手紙は 彼女の心根に響き 大きなよろこびと
励みとなったことでしょう
節目の一日は彼女をまたひとつ成長させたはず
かけがえのない宝物になったはず と確信しています


令和2年3月17日


庭の花・・・ムスカリです
チューリップ ヒヤシンス サフランも咲いています




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